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気象庁で南極展 開幕

45次気象隊員
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(気象庁・45次/久光純司氏提供)

 2月9日から3月9日までの一ヶ月、東京都千代田区大手町の気象庁本庁にて南極気象観測50年記念事業として南極展を開催。同庁南極観測事務室(45次・久光純司隊員ら)などが準備を進めてきました。
 気象庁発表の資料によりますと、このイベントは「気象庁の実施している南極気象観測が50年を迎えるにあたり、より幅広い世代の方々に理解と関心を深めていただくために、下記のとおり記念事業を実施いたします。」とのことです。

 気象庁は第一次観測隊からこれまで毎年職員を派遣し、定常観測や研究観測を行っています。共同通信によりますと、これまでに延べ251人が参加したことになるようです。この気象部門による定常観測により、1982年(23次隊)には世界に先駆けオゾンホールを観測するなどのほか、昭和基地などではありとあらゆる気象学的観測を行っており、他部門同様に大きな成果を上げています。この展示会ではそうして実際に南極で使った様々な観測機器の展示のほか、隕石や隊員装備品、観測隊員が撮影・編集した映像の上映などを行っています。

 会場は気象庁本庁1階の「気象科学館」。2/9〜3/9の間、日曜・祝日を除く毎日常設展示(パネル展示など)が行われ、3/9には「気象庁講堂」にて講演会が行われます。

●常設展示
日  時 平成19年2月9日(金)〜3月9日(金) 10時〜16時
(日曜・祝日を除く)
場  所気象科学館(気象庁1階)
後  援国立極地研究所

●講演会
日   時平成19年3月9日(金)15時〜17時(開場14時30分)
場   所気象庁講堂
入 場 料無料
定   員200名(予約不可)
講演内容 ・観測船「宗谷」の気象観測と天気予報
 立平 良三氏
・南極気象観測の事始
 川口 貞男氏
その他昭和基地とのライブ中継

○講演会講師紹介
立平 良三氏 元気象庁長官
砕氷船「宗谷」乗員(第2次)
川口 貞男氏 国立極地研究所名誉教授
第2次夏隊、第3次越冬隊、第8次越冬隊、第11次夏隊長、第13次越冬隊長、
第21次越冬隊長

気象庁南極展 気象庁南極展
気象庁南極展 気象庁南極展
写真提供:気象庁・45次/阿保敏広氏

詳細: 気象庁-南極展
(2007.2.8 婦長 (2.14更新))