サイトマップ

 45次にまつわるニュースを中心に、南極に関するニュースを載せてみました。 「Dairy News ぺギラ 日本版」のノリでお送りします。


気象庁 オゾン層観測速報発表

 1月22日、気象庁が2006年12月のオゾン層観測速報を発表しました。内容は、札幌、つくば、那覇の国内3地点と、昭和基地で実施している上空オゾン量、地上に到達する有害紫外線強度についてです。
 国内3地点での月平均オゾン全量は参照値と比較するとすべて並の値だそうで、日積算紅斑紫外線量の月平均値は札幌で多く、つくばで並で、那覇で少なかったそうです。日最大UVインデックスの月平均値(解析値)は、紫外線が中程度であることを示す3〜5の領域が小笠原諸島および南西諸島で見られたそうで、東北南部、北陸および近畿から南西諸島にかけて、参照値より10%以上UVインデックスの値が低くなった地域が見られたそうです。
 NASA(米航空宇宙局)の衛星データと気象庁の観測値から作成した全世界の月平均のオゾン全量分布について、参照値である1979年から1992年の月別平均値との偏差を解析した結果では、ベーリング海とアラスカで10%以上オゾン全量が増加した地域がみられたが、一方でバルト海と南極大陸周辺で10%以上オゾン全量が減少した地域が出現。特に西経10度から東経50度にかけての南極大陸では20%以上のオゾン全量減少が確認された地域があることが報告されたそうです。

(2007.1.30 婦長)