国立極地研究所(東京都板橋区加賀)が発表した内容によりますと、2008年12月18日、昭和基地で越冬中の第49次南極地域観測隊が、世界初となる南極での無人航空機による長距離気象観測に成功したそうです。
この無人航空機には気象観測装置を搭載し、地上から高度1,000mまでの気象データを取得。運航は、離着陸時は無線による手動操作により行い、その間は機体に搭載したマイクロコンピュータによる自動操縦により行ったそうです。観測に要した総飛行時間は60分、総飛行距離は110 kmとのことです。
飛行区域は岩島東方オングル海峡上、東西南北方向に1辺約1.5kmのエリアで、詳しくは同研究所ホームページをご覧ください。
●国立極地研究所トピックス
「第49次南極地域観測隊が世界で初めて南極地域において無人航空機を用いた長距離気象観測に成功」