去る12月1日、間もなく日本を発つ「第50次日本南極地域観測隊」の壮行会が、文部科学省（南極地域観測統合推進本部）主催のもと行われました。
　恒例の通り文部科学大臣の出席のほか、今年は衆議院議員の谷垣 禎一氏が出席してました。
　例年であれば「しらせ」乗員ら海上自衛官も多数出席するのですが、今年は海上自衛隊ではなくオーストラリアの「オーロラオーストラリス」号で輸送されるため、海上自衛隊からは海上自衛隊の幹部クラスが出席するのみでした。私が見た限りでは、一番下の階級で一等海佐（しらせ艦長相当）、他は皆桜のマークのつく上級幹部のみ。
　来場者数そのものは例年に引けをとらないような大勢が集まりましたが、若い海上自衛官達がいないので料理が結構残っていたのが印象的です。
　50次隊は「しらせ」よりも砕氷能力の低い砕氷船で臨むため、厳しい航海、厳しい物資輸送となるかもしれません。当然夏作業は無いようです。無事に49次隊員達と越冬交代することをお祈りします。
　予定通りいけば、越冬隊の帰りは新型「しらせ」ですね。