49次隊・1次隊上陸式地点 訪問
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 1月29日、49次隊(第49次日本南極地域観測隊)はちょうど51年前に第1次観測隊が上陸式を行った地点を訪れたそうです。
 一行は上陸式地点を示す看板を設置し、51年前に使った竹竿を使って国旗を掲げたそうです。
 さて、この地点ですが、第一次越冬隊長の西堀栄三郎氏の手記「南極越冬記」によれば、ここは「N基地」と呼んでいた場所かもしれませんね。西堀さんの頭文字「N」を取ったとのことで、西オングル島にあるようですが、西堀越冬隊長がヘリで降り立ち「旗揚げ式」を行ったのが、西オングル島のN基地で、おそらく今回日の丸を掲げた場所ではないかと思います。
 なお、昭和基地は、犬ぞりで偵察した渡辺兵力(ひょうりき)氏の隊が決め、「W基地」と呼ばれていたようです。
 ついでに、同書によれば、最初予定していたのは昭和基地のある「リュツォホルム湾」沿岸の露岩地帯だったそうです(スカルブスネス?)。
(2008.1.29 婦長)