去る6月20日(水)、第130回南極地域観測統合推進本部(通称:南極本部)総会が執り行われました。
会場はKKRホテル東京「瑞宝」にて、14時から16時までの開催。49次観測隊の隊員、同同行者、同観測計画の原案発表・討議、50次観測計画原案、47次越冬報告および48次夏隊報告、そして「しらせ」後継船の名称公募の実施、「しらせ」退役後に伴う後利用について話し合われたもようです。
Photo by T.Nishiyama |
「しらせ」は今年11月で建造25年目を迎え今次隊の運行を最後に退役することになります。後継船である次期砕氷艦の運行は2009年度を予定し、2008年度はオーストラリアの観測船「オーロラ・オーストラリス」をチャーターするもようです。決定までに、「しらせ」の使用延長、航空機輸送などを検討したそうですが、安全面などを考慮して豪観測船の利用に決定したそうです。
その次期砕氷艦の名称については今夏一般公募を行います。初代は「宗谷」、続いて「ふじ」「しらせ」と代を重ねて次は4代目。初代は海上保安庁、以後は海上自衛隊の運行でしたが、この2省庁間では船名の命名基準が違うことを、応募される際には考慮しておくといいかもしれません。
また総会では49次隊員候補の発表がありましたが、その中になんと45次の面々が4名もいます。総勢60人としても1割近くが45次!
今回その45次隊員達が発表されました。それは、
伊村智隊長をはじめ、
佐々木菊雄隊員(冬)、
工藤栄隊員(夏)、
飯泉誠康隊員(冬)です。
彼らは25日から長野県菅平にて夏訓練に入り、その後7月1日には隊員室開き。そうなればあっと言う間に気がつけば南極! 伊村隊長に工藤さん、そして二度目の南極越冬となる菊さん&飯泉君、頑張って来てください!