「南極地域観測50周年記念事業」準備会 報告
(2006.2.10)


 平成18年2月10日、南極OB会北海道支部「南極地域観測50周年記念事業」準備会が、北海道大学百年記念館で行われました。
 以下に議事録を記します。ただし、個人名や特定企業名は伏せさせていただきました。


  • 日時:平成18年2月10日 1800〜1930
  • 場所:北海道大学百年記念館 第二会議室 
  • 出席者:12名(内、札幌圏外2名)
議事録:南極OB会が主体となって開催する今回の「南極地域観測50周年記念事業」は、マスコミが大々的に取り上げてくれる可能性が高く、国民の関心を引きつけるであろう事から、国家プロジェクトとして推進されている南極観測事業の意味や意義を市民に説明すると共に、南極での我々の日常生活や南極のすばらしさを紹介し宣伝できる千載一遇のチャンスと捉えて実施したい。記念事業の実施を通して、道内の様々な分野で活躍している約100人の南極OBが互いに交流し、親交を温め、助け合えるような関係が構築されることを望みたい。

1. 事業内容に関する検討
1-1. 事業対象者
講演会・映画上映・展示会 → 南極OBと市民
50周年祝賀会 → 南極OBと家族、お世話になった企業や団体、機関。
1-2. 講演会・映画・展示会・祝賀会の開催時期は11月中の日曜日とする。また、これらは午後から夜にかけて一日のうちに実施する。(←何か困ったことが起こらない限り)
1-3. 市民対象の催しは1300から1800までの5時間程度を目安とする。
1-4.祝賀会は2時間程度を目安とする。
1-5. 事業実施場所は札幌駅北口付近にあって交通の利便性の良い場所とし、勤務先が近くにあるHS川が会場の下見、会場として適当と判断される場合の借り上げを担当する。
1-6. 講演会の会場は映画が上映でき、200名程度収容可能な会場とする。展示会は講演会場の近く、できれば講演会場と同じ建物の同じ階で開催する。
1-7. 講演は科学分野(雪氷、地学、気象、電離層/オーロラ、海洋、生物など)と設営分野(設営、調理、通信、医療など)のバランスを取る。講演に使える時間は映画上映と休憩の時間を勘案すると4時間を超えない。講演題目と講演者については昨年6月に挙がった講演会案も含めて今後検討し、具体的な内容を詰め、講演者の決定や依頼などを行う。
1-8.映画の上映時間は長いと飽きるので最大でも30分程度とする。映画の選定や上映の仕方の細部は今後詰める。
1-9.展示会は未来を担う子供が喜んで学べる様な内容としたい。南極の氷など興味を引くものを展示する。展示内容や展示方法、展示の説明に南極OBを配するかどうかなどを今後詰める。
1-10.祝賀会は、ミッドウインター祭を再現したい。屋台を出し、南極の氷+コンクや南極で作っていたと同じように冷凍食品を使った料理を振る舞うなどしたい。南極の食料納入でお世話になった方々を招待したい。パーティの規模や具体的内容、司会者、招待者は今後詰める。

2.道支部記念事業委員会の設立
2-1. 記念事業の効率的な実施を図るため、南極OB会北海道支部内に「南極地域観測50周年記念事業北海道支部委員会」(今後は単に記念事業委員会と呼ぶ)を設置する。当該事業は誰の本務でもなく、人生の余裕で悠々と楽しみながら実行すべきことから、委員会への新たな参加や委員の交代は適宜融通無碍に行うこととする。
現在の委員と役割分担は以下の通りである。
役割分担主たる分掌事項委員
総括全体の調整などA藤・Y田・K村
庶務庶務、連絡、極地研対応S藤
会計会計に関わる事項K島
監査会計を適宜監査Y崎
講演会講演依頼、会場の設営と運営Y山・K田
映画上映映画の選定などHS川
展示会展示品の入手と展示SKR
祝賀会会場の設営と運営 N村・S崎
2-2.次回委員会の開催は3月末を予定。
2-3.次回までの作業:
  • 会場の予約
  • 事業担当委員は今後の作業日程を含む具体的な事業計画と予算案を作成
  • 各事業内容について検討を要する場合、各担当者は資料を準備

3.その他
3-1. 宣伝をどうするか?チラシやポスターを印刷配布するだけでも結構な資金が必要。
→ 新聞、TV局などマスメディアを活用。
3-2.北海道は広いので地方でも何らかの50周年記念事業の実施を検討。
3-3.予算案が出そろった後、道支部独自の寄付を募る必要があるかどうか、共催金付きの適当な共催機関はないか等を検討。
3-4. 南極OB会のホームページが立ち上がった。
http://www.jare.org