コーヒーを片手に科学の話をしよう
サイエンスカフェ札幌で北大・澤柿教伸さん(34/47次)講演
(2007.10.1)

 毎月1回、札幌駅前のsapporo55ビル1階インナーガーデン(紀伊國屋書店入口前)で行われている「サイエンス・カフェ札幌」で、34次・47次越冬隊員で北海道大学助教の澤柿教伸さんによる講演「氷河の底を旅する水〜南極、越冬隊員がみつけた地球の歴史の痕跡」が行われます。

 サイエンスカフェとは、飲み物を片手に気軽に科学の話をする参加型のイベントです。1990年代後半にイギリスで流行しはじめ、日本を含めた世界各国で広まりつつあります。一般的な講演会とは違い、講演者と聴講者が気軽に科学について語り合える場です。

 澤柿さんは第34次日本南極地域観測隊の越冬隊員として南極で調査研究をされ、国立極地研究所、北大低温科学研究所の研究員を経て北海道大学大学院助手(当時)になられました。その後、2006年には第47次越冬隊員として再び南極の地を踏んでいます。

 研究テーマは「氷の底を流れる水」。広大な南極氷床の底に水の流れや湖があることが最近の研究により知られてきています。澤柿さんは、34次越冬観測により水の流れた跡を発見。南極の水や氷の動き、それらと地球全体の気候変動との関係をについてお話しいただけます。

第25回サイエンス・カフェ札幌
「氷河の底を旅する水〜南極、越冬隊員がみつけた地球の歴史の痕跡」 開催要項
日時10月20日 16:00〜17:45
会場 sapporo55ビル1階インナーガーデン
(紀伊國屋書店札幌本店 正面入口前)
(札幌市中央区北5条西5丁目)
定員約100人(座席に限りがあるため一部立ち見となります)
参加費無料 (申し込み不要)
主催 北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)
コーステップ(CoSTEP)ホームページ(イベント詳細情報はこちら)