
8月1日から6日にかけて、室蘭市青少年科学館(小川征一館長)にて南極展「科学館で南極体験 南極展2」が開催されました。今年1月に行われた南極展の2回目です。
期間を通して各種展示が行われたほか、4〜5日には観測隊員による会場での南極解説企画も行われ、遠く東京から2名、札幌から1名、そして室蘭から2名の観測隊OBが支援に来蘭しました。
展示では、南極で採取されたコケや地衣類、水棲生物の標本や岩石標本のほか、隊員装備、パネルを国立極地研究所から借り受けて展示、また第45次観測隊員が撮影した写真合計約160点を並べました。また、今回は南極本部公認企画として「しらせ後継船の名前募集」を会場にて行っています。
4〜5日には特別企画として、観測隊員による会場解説のほか、プラネタリウムを使った講演、氷山氷の展示と体験、隊員装備品の試着、クイズ大会などを行いました。クイズ大会では景品も用意し、子供たちに大人気でした。
また、プラネタリウム講演では、同科学館の通常プラネタリウムプログラムとのコラボレーションを果たし、南極の星空をテーマにしたプラネタリウムとともに南極映像による講演会を1時間にわたって行いました。オーロラ映像もあり、もやもや感が実物にかなり近い感じでした。
しかし、前回よりも新たな企画をいくつか用意した今回の南極展ですが、あいにく4日は台風の影響で天候が悪く、5日は夏休み時期の休日とあってか、残念ながら前回ほどの大盛況ぶりは見られませんでした。